はじめに
スマートスピーカーAmazon EchoDot4を購入して約2年になります。
スマートプラグや、スマート電球、DIYで作ったLEDガレージライトを自分の声で制御、NatureRemo3の赤外線リモコン機器との連携でAV機器やエアコンを音声で操作、防犯カメラRingでシャッターの閉め忘れ、侵入者の検知を音や声で自動的に連絡等、着々とスマートホーム化が進んでおります。
特にスマートリモコンNatureRemo3の導入によってオーディオ、AV関連機器の操作を自分の声で指示ができて少しづつ便利になって来てます。

スマートリモコンによってオーディオ関連で便利になった点
オーディオ機器を音声コントロールする場合は赤外線リモコンの発行パターンを学習できるスマートリモコンとスマートスピーカーが必須(私の環境ではNatureRemo3とAmazon EchoDot4が必須)となります。
オーディオ機器に関しては声による機器のコントロールができてかなり便利になりました。
- AVアンプのコントロール 完成度:50点
- RCAセレクターでの入力音源の切替え 完成度:80
- プロジェクターのON/OFF 完成度:70
- TVのON/OFF 完成度:40
- TVのチャンネルの切替など 完成度:60
便利な点がある半面、現状での音声コントロールの限界と問題点も見えてきました。
スマートリモコンのオーディオ関連での問題点、できない事
電源をON/OFFを1つのボタンで行うタイプ、音源の入力切替を1つのボタンで行うリモコンでは、制御が困難
電源をON/OFFを1ボタンで行うタイプのリモコン
TVリモコンの電源は電源ボタンを押してTVをON、TVを消す時も電源ボタンを押してTVをOFFします。
「アレクサ、TVをつけて!」「アレクサ、TVをON」と話しかけると、
TVの電源が入ります。
ただし、既にTVの電源が入った状態で「アレクサ、TVをON」と話しかけるとTVは消えてしまいます。
なので、例えば、外出先で、TVを消し忘れたかもしれない!と思って、「アレクサ、TVを消して」のように携帯から話しかけてしまうと、反対にTVを点けてしまう事が発生します。
外出先から携帯アプリで指示はできますが、指示した結果の状態が確認できないのです。
TVのON/OFF状態がわからない、かもしれない状態では、誤動作の原因になります。
家電のスマートホーム化では、万一の事(火災)を考えると火や発熱する電気製品をスマートリモコンで扱う事は安全上おすすめできません。
私の持ってるAVアンプPS7300のリモコンでは、電源ONのボタンと電源OFFのボタンが独立しているので、ON/OFFの誤動作は発生しません。

AVアンプのON専用、OFF専用ボタン
Alexa対応のTVの場合は、電源のONとOFFのボタンが独立しているのでしょうか?
それともTV側のアプリ?がそこんとこ上手くソフト的に処理してるんでしょうか?

TVの電源、入力切替ボタン
複数の音源の入力切替を1ボタンで行うタイプのリモコン
ほとんどのTVリモコンは入力切替ボタンが1個しかありません。音源の切替は入力切替ボタンを複数回押してTV➡HDMI1➡HDMI2➡HDMI3➡HDMI1➡のように切替えています。
DLNAなどのネットワーク対応TVの場合は、TV➡fooberサーバー➡NAS➡HDMI1➡HDMI2➡HDMI3➡HDMI1 のように入力を選択します。
ここで問題があります。
ネットワーク機器は常時電源をONにしておく理想ですが、PCオーディオで使用するサーバーは電源をOFFにすることも良くあります。
すると、今までTV入力の次の次がNASの音源であったのに、TV入力の次に変わったため、実際にはHDMI1の音源を選択してしまう事が合います。意図してない音源を選択してしまう事になります。
HDMI出力のあるBDやSTBの電源がOFFの時も同様に意図してない音源を選択してしまう事になります。
また、ネットワーク上のサーバーが単に見えない場合も、同様に自分が意図しない音源を選択してしまう事があります。
従って、入力切替を1個のボタンで共用するリモコンを赤外線リモコンを一元化するNatureRemo3+アレクサで運用しようとすると、予期しない動きをすることがほとんどです。
その点、AVアンプやプリアンプのリモコンは、専用の入力ボタンがある事が多く、ダイレクトに音源を選択できます。NatureRemo3+アレクサの音声入力で入力音源の切替が確実に行えます。

AVアンプの入力専用ボタン
大音量で音楽を聴いている場合、アレクサが音声入力に反応しない
アレクサが大音量で「聞きとれない」「聞き間違い」するのは人間も同じです。パチンコ屋や飲み会などの大音量の場所では、隣の人でも何を言っているのかわからない事があります。
オーディオの世界では大音量で音楽を聴くことも多く、音声で操作するよりもリモコンで操作した方がスマートな場合も多々あります。

何度も、アレクサ!アレクサ!と言いなおしていると、頭に血が上ってしまって音楽に集中できない!
まとめ
問題点に関しては、私が対応を知らないだけで改善の余地があるかもしれません。
- アンプの音源切替やRCAセレクターでの音源切替が音声操作できて便利。
- オーディオ機器の音声制御は大音量の時には控えた方が良い。
- TVの電源、入力切替など1ボタンで2つ以上の機能を共用しているリモコンでは意図しない動作をする。
- 複数の機器の連携(プログラミング)は可能ではあるが、電源、入力切替の問題で満足できるレベルには至らず。
以上、現時点での状況です。
2023.3現在、Amazon Echo Dot4世代は入手困難。第5世代が発売中です。
見かけは第4世代と変わりませんが、スピーカーの口径が44mmに拡大してます。
温度センサーが追加され、コントロールのバリエーションが増えました。
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