DACをAIM AS372からTopping D10に交換してスピーカーからのガリガリ音改善が見られ喜んでいたのですが、また再発してきました。スピーカーからのガリガリ音が治りません。
残るはアンプしかなさそうです。
先日、とりあえずTopping TP22の分解をし、対策を考えていました。
今まで気にもしてなかった、リレーの接点をクリーニングしてみる事にしました。
2012年くらいの製品なので、私の感覚では、それほど古い製品という気がしません。
時間とともに効果が微妙に変化します
第1印象はとんでもなくひどい音でした。
しばらく、同じアンプで聴いていなかったためかもしれませんが、低音が出てません。高音は出すぎているようにも思えました。なんだ!この音と思うくらいひどい音でした。
Audirvana+UPSAMPLINGで聴くよりも、アップル標準のMusicで聴く方が聴きやすかったです。
数分から数十分たつと、少し聴きやすくなりました。
耳がなれてなかったのか、接点復活剤が馴染んでなかったためなのか、少しづつ聴きやすくなってきました。
音質に関して、現段階での印象は、接点のクリーニングをする前よりも若干悪くなったような気がします。
ガリガリ音に関しては、良くなったような気もしますが、まだ、たまに症状が出るように思います。
リレー 型番:OMRON製 G2R-2
動画:OMRON G2R-2 接点作動のようす
電源ONになり、コイルが通電すると電磁石の作用で上部の鉄心に板が吸い寄せられます。この鉄心上部の板は、3カ所(x2回路)ある接点の中央と連結しており、てこの原理で、通電時には外側の接点に接触し、スピーカーに信号を伝える形になります。
スピーカー側の+端子はリレー接点の中央に、
アンプからの出力はリレー外側の接点(ケースに近い側の接点、図では右側、AMP OUT)に接続されてます。
リレー内側の接点(コイルに近い側の接点)は何もつながれてないようです、たぶん。(←リレーを取り外した際にリレーの下に隠れている配線の確認し忘れました)
クリーニング作業は次のようにすすめた
- DAC本体のネジを緩める
- DAC内の基板を取り出す
・リレーを基板から取り外す
半田吸取機、半田吸取線を使ってリレーを取り外します。私は、半田吸取りの作業に慣れてないので、かなりてこずりました。リレーには足が8本あるのでなかなか取り外しができません。
・リレーのカバーを取り外す
ここでも、かなりてこずりました。リレーカバーは爪でロックされているのですが、通常のドライバーでは先が入り込めず途方に暮れてしまいました。
精密ドライバー2本を使うと爪の周りの隙間を広げる事が出来ます。しかし、爪の出っ張り部の高さを超える事ができません。
片側の爪の周囲の隙間を開けると反対側の爪や周辺が逆に身動きがとれなくなってしまうようです。
そこで、両方の爪付近のカバーを精密ドライバーで交互にこじってやると、あるタイミングでパカッと外れます。精密ドライバーは3本くらいひつようかもしれません。
・接点をクリーニングする
紙に接点復活剤をしみこませる方法も書かれていたので、まねをして軽くこすってみた。
- リレーのカバーを取り付ける
- リレーを基板に半田付けする
- 基板やパネルを元どおりに組み込む
今回の対応
リレーの接点クリーニングでガリガリ音が少し改善されたようにも思えます。
音質に関しては、クリーニング前よりも、悪くなったようにも思います。
初めて、リレーの接点のクリーニングをして、色々と勉強をしてためになったものも、結果は思わしくありませんでした。
時間とともに改善の傾向もあるかもしれないので、注意して観察してゆきます。
ー以上ー
続報
Topping TP22 リレー接点のクリーニング後、数日から1週間くらいたって、ふと、ガリガリ音の確認をしてみると、
改善してました!ガリガリ音がしない!
接点復活剤の浸透なのか、結果的には接点が復活した模様です。
いままで、色々試してきましたが、これが一番効果がありました。
総括
コメント