前回スピーカー側の配線を直接接続からピン・プラグ式に変更しましたが、ガリガリ音は改善されませんでした。
現在使用しているスピーカー・ケーブルは、中古品で、被覆が透明なものです。
中の線材の様子が見えるのタイプなのですが、よーく見ると、何やら錆びっぽいものが大量にあります。銅は錆びると緑色になるので、錆びに間違いないでしょう。被覆をはがしたケーブルの先端だけでなく、ケーブル全体に青さびが発生しています。
も・しかしてぇー! も・しかしてー! 錆が原因?
という事で、スピーカー・ケーブルの購入を検討することにしました。過去に大金を使って購入したケーブルで記憶にあるものはモンスター・ケーブルです。
オーディオルームで5.1ch対応のためリア・スピーカーまでの配線を隠蔽配線するために、太めのものを購入しました。価格は覚えてないです。フロントスピーカまでのケーブルも含めて20m以上は購入したかと思います。500円/mだとしても1万円になる計算です。
今回購入したスピーカー・ケーブルはコスパ優先のBELDEN #9497
比較的お安くグレードアップできるアイテムとして電源ケーブル、スピーカーケーブルなどが最近気になっていたので、今月に入って色々物色していました。
金額もお店によってまちまちですが、300~700円/mくらいで取引されているようです。コスパが良いのでPoor でPureなAudioを目指す当ブログの趣旨にも沿ってます。ベルデンはブランド的にも有名そうなのでこちらベルデン #9497を購入しました。
外観は、黒とオレンジがより合わさった構造。ツイストペア構造でノイズに強そうな感じです。
ツイストペア、すなわち撚線(よりせん)は、LANケーブルなどの高速通信を扱うケーブルにも使われています。どちらかと言うとノイズを拾いにくい性質を持ってます。差動増幅回路と組み合わせて威力を発揮します。
スピーカーケーブルの場合は、ノイズを出す方の影響が大きくなる気がします。(私の持論です)(確固)とした理論はありません。
加工作業はちょっとしずらい
ケーブルのヨリ癖を治す
ケーブルの片方は思ったよりも硬い!さらに、2本の線がよじって有るので、まずは必要な部分をストレートにしなければなりません。
指でヨリを戻そうとしますが、思ったよりも硬く、なかなかヨリ癖が治りません。
特に先端部分の数mmのねじれは、指の力だけでは元に戻らず、ペンチなどでないとヨリ癖がまっすぐになりません。結構時間がかかりました。
被覆を剝く(むく)
最初ワイヤーストリッパー(被覆剝き器)の2.0Φで被覆を剝こうとしましたが、わずかに傷がつくだけです。仕方なくカッターで1周切込みを付けます。
ほんで次に被覆を指で引っ張ろうとしますが、びくともしません。
それで導線をワイヤー・ストリッパーではさむ際に誤って切ってしまわないようにΦ2.0の位置で被覆を引っ張ります。
元々導線と被覆が硬いのとヨリがあるのでまっすぐに引き抜こうとしてもなかなか被覆がむけず かなり力が必要です。
やっとのことで、被覆をはがすことができました。
銅線はメッキしてあるようで錆には強そうな気がします。
片CH分で5分としてもx2本x両端で20分以上かかってしまいました。
余談ですが、アンプ側バナナプラグの金属ピンと今回購入したスピーカー側のプラグの金属ピンは先端部の違いはありますがそれ以外はパッと見て全く同じもののように見えました。
アンプ側バナナプラグはマルツ電波で購入したものです。
スピーカー側のピン・プラグはNAKAMICHIブランドです。価格も8個2000円までのリーズナブルなものです。
音質はどうなったか
NETの噂と、主観が入る上での感想です。
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- 以前のケーブルと比べてまろやかになった。
- キラキラさが減った。
- 落ち着いた音になった。
- つやっぽい音になった気がする。
- 以前のケーブルはピーキーであった。
全ての感想は言い方を変えただけで、元をたどれば同じ性格のものかもしれません。
銅線は硬い音、メッキ線は柔らかい音 的な事前情報、先入観があったのでこのような感想になったのかと自己分析した次第であります。
結局ガリガリ音の低減効果はあったのか
かなりガリガリ音は低減されました。
しかしまだ、アナログ・ボリュームのつまみが9時以下の場合、たまにガリ音がします。音量自体が絶対的に小さいので、よく聞かないとわかりにくいのですが!
10時以上であれば普通に来ていれば気にならない程度です。
残る原因と言えば、前回も述べていた、プラグとPLATEの接触部分の面積が少ないためでしょうか?
スピーカー・プラグの選択が良くなかったのかもしれません。
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