久々にTWSNMPマネージャのホームページを見てみると、2020年5月にバージョンアップしてる事がわかりました。さっそくTWSNMPマネージャをバージョンアップして使ってみる事にしました。
TWSNMPマネージャとは
TWSNMPマネージャとは、一言で言ってしまうと無料で使えるネットワークの管理ソフトウエアです。
Twise Laboで開発されましたが、2011年に休止となりました。その後、山居正幸氏によって復刻版のお試し版が2020年2月に公開されました。
マップ上でネットワーク機器の死活状況を視覚的に確認できる点が気に入ってます。
複雑なネットワーク、接続機器が多い場合など、死活状態が把握しやすくなると、問題の切り分け、どのあたりが悪いのかの当たりを付ける事ができます。
これが、無料で使えるとは有り難いことです。
自宅では
本宅と離れの別の建物でWIFI2台、ホームゲートウエイ、サーバー数台、その他スイッチングハブ多数(たぶん5台以上)あるので、どこかの機器の電源プラグや配線が抜けてしまったり、機器が故障してしまうと不具合のある機器の特定と、関連端末の把握は困難です。
しかしTWSNMPマネージャがあれば、ある程度、機器の特定と影響範囲が把握できます。
しかも、グラフィカルに表示された管理画面なので、イメージもしやすくなります。
実際に、階段を降りて約20m先(往復40m)のサーバー室(物置部屋)のサーバーがDOWNしてるかどうかの判断は、TWSNMPマネージャを使って判断しています。サーバーも最近調子が悪いので!。
不具合箇所の調査のために自分が移動しなくてよいので不具合特定の時間節約と体力的にも助かります。
今まで使ってきたので、基本的な所は以前のTWSNMPと同じなはずなのですが、ソフトの起動直後は画面の構成や操作が全く別物のように見えました。使うのが初めての人のために、マニュアルや動画での説明も充実しています。公式サイト http://www.twise.co.jp/twsnmp.html
新しい機能としてAI分析ができるようですが、どのように設定するのか、どのように使うのか今一、チンプン・カンプンです。
活用例
接続経路が把握しやすいようにMAPにラインを追加できる
クライアントPCから外部のネットワークにつながなない時、MAP上で接続経路がわかるようにしておけば、どの機器、どの部分に問題があるのか視覚的に把握しやすくなります。
機器間の接続ラインは手動で入力しておく必要があります。
接続状況によってラインの色が変化するため、合わせて状況の把握がしやすくなります。
サーバーの死活状況、TVのON/OFF状況が把握しやすい
アイコンの色によって機器が動作中か停止中かがおおよそ判断できます。
以下の例では、
LG TVは緑で正常:通電中と推測できます。
SHARPのTV、レコーダーはピンクで軽度:電源がOFFになってると予想できます。
mac-miniは青で復帰:ONになったりOFFになったりしてると予想できます。
注意点
TWSNMPマネージャはIPアドレスをベースに動くソフトです。
IPアドレスの説明はここでは割愛します。
自宅で使用する場合は192.168.1.***がよく使われています。サーバーやTV、レコーダーなど各機器にIPアドレスを固定で登録する事によって、ネットワーク機器、端末の状態を確認する事ができる仕組みです。
ルーターのDHCP機能でIPアドレスが割り当てられる機器は、都度IPアドレスが変わる可能性があるため、機器の特定が難しくなります。
要はTVやBDレコーダーもIPアドレスを固定にして登録しておく方が良いという事です。
スイッチングハブ自身にはIPアドレスは無いのでTWSNMPマネージャで管理する事はできません。
しかし、管理画面を系統図、配線図的に作成し、アイコンとして表示しておく事もできるので、ある程度、不具合特定に役立ちます。
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