中華プロジェクター TOPTRO TR80が届きました。
私の勝手な想像ですが
ブランド名のTOPTROは
日本語読みにすると、
トップ とろー
とも読めます。ブランド、社名?で業界のTOPを取ろう、TOPをめざそう!という意気込みが感じられます。日本製品を意識しているのかもしれません。かつての韓国製商品や今の中華製商品には、このような日本語をアレンジした会社名、商品名が良く見られます。有名な会社では、
三菱(みつびし)➡(みつぼし)➡三星➡(さんせい)➡(サムスン)➡SAMSUNG
があります。私の家でも韓国製 三星のTVを使っていました。今は三星と書かれたTVは無くなってしまったようです。
なお、スクリーンは以前に使っていた100インチのものが備え付けられているので心配ありませんでした。
外観
正面向かって左側
正面向かって右側
正面向かって左側にはAV入力端子、PC入力(D-Sub15ピン)、Audio出力端子があります。
付属のケーブルはAVケーブル、PCケーブル(D-Sub15ピン)、HDMIケーブルがついてます。それぞれ両手を広げた程度の長さ以下なので、映像元の機器から約2m以上離れた場所にプロジェクターを設置する場合には、別途ケーブルを購入する必要があります。
AVケーブルは、延長も可能なように本体側のケーブルのRCA端子はメス型となってます。長さが足らなければ、写真右側のAVケーブルを購入すれば良いだけです。ただ、Video信号はコンポジット信号になるためせっかくのリアルFullHD対応を生かせません。可能であれば、やはりHDMIケーブルで、映像元の機器とプロジェクターをつなぐべきでしょう。
フロント 前面にはフィルタ―が付いています。フィルターは右側をプッシュすると反動で飛び出てきます。大きさはきさは通気口全面がすっぽり入るくらいで本格的そうです。
レンズは思っていたよりも大口径で2~3万円台のプロジェジェクターの割には本格的のように思えます。ただ、レンズの中にごみが多数ありました。
品質に関してはMaide In China。日本製にはやはりかなわないような気がします。その代わりに。日本製ではかなわない庶民にやさしい価格です。価格と品質のどちらを取るかのトレードオフです。
リモコン受光部がレンズの左上にあります。
リアパネル
リアパネルにはUSB2入力、HDMI2入力と電源、電源SW、リモコン受光部があります。
リモコン受講部はフロント側だけでなく、リア側にもあるのはうれしい限りです。これで自分がプロジェクター本体の前にいても後ろにいてもリモコン操作ができます。比較的低価格の商品なのでどちらか一方にしか付いていないかと心配していましたが安心です。
横方向斜めからの投影では台形補正がうまくできない時がある
元々スクリーンに対して横方向斜めにプロジェクターを設置するつもりはなかったのですが、HDMIケーブル約5mと電源ケーブル約1.5mの長さとコンセントの位置では設置できる場所が、ほぼ1点に制限されてしまいました。
今会の仮設置条件でスクリーンに映像を投影すると、当然ですが画面は長方形にはならず、形のいびつな台形になってしまいます。
そこで、台形補正機能の出番です。このプロジェクターの台形補正は手動の機械式ではなくリモコンで操作ができます。機械式かどうかは不明です。映像処理で電気的に行っているのかも?しれません。
リモコンでは、垂直方向である縦線をまず床に垂直になるよう調整し、その後水平方向である画面の横のライン床に水平になるようにします。
画面下は水平になったのですが、画面上のラインは右上がり( / )になってしまい、どうしても水平( - )になりません。
やはり、スクリーンとプロジェクターのレンズ面はできる限り平行にした方が良いようです。
とりあえず仮設しての動作確認だけなので、ケーブルの長さと電源確保の問題は追々解決してゆくことにします。
2日ほど使ってみてのレビュー
画面が台形のままでの試聴となり視聴環境は悪いのですが、とりあえず視聴、レビューしてみました。
さすがFull HD(1980x1080)! 綺麗です。
10年以上前に購入したDLP式のプロジェクターより格段にきれいです。スクリーンに近寄ってもドットの粗が目立ちません。正確には測ってませんが80~100インチの画面上において1ドット2mm以下ぐらいだったと思います。
中華プロジェクターをあなどるなかれ
2スピーカーで予想外に音がいい
今の所仮の設置であるので、音はHDMIケーブルの音声信号を利用しています。本格的にやるのであればAVアンプのHDMI入力端子や、光入力、COAXIAL入力端子を使用する方が当然良いです。
しかし、今回は仮設なので、プロジェクターの内蔵スピーカーで、CATVのムービープラスで映画を見ていました。スピーカーが2つあるためか意外といい音でそこそこ迫力もありました。
ちなみに映画のタイトルは不明。お話としては、腕が良く弟子、子分を持っていた料理人が訳あって料理評論家に激怒しているところをSNSに投稿され、仕事を首になってしまった。料理人は料理する事しか取り柄がなく奥さんの元旦那にキッチンカーを融通してもらい、奥さんの連れ子?と一緒に旅して行く...みたいなお話。
見たこともなく、興味もそれほどなかったのですが、大きな画面で見てたこともあってか、感動的でで、スカッとする映画です。(ボキャブラリーに乏しく、映画評論家にはなれない説明でした)
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ファンの音
エアコンの風切り音(強に近い)と扇風機が近くにあったので何とも言えません。ただ、今回の視聴条件では、風切り音+本体スピーカーから音が出ているので、プロジェクター自体のファンの音は気になりませんでした。
後日、再度ファンの音を確認してみました。率直に言ってうるさいです。ファンとの距離にもよりますがまあまあうるさいです。ファンの静寂性に関しては10年前のプロジェクターとあまり変わりないです。
まあ、騒音に関してはどこのメーカーも、うるさいと思います。
TR80シリーズは年々進化している
私の持っているプロジェクターはTOPTRO TR80ですが逐次新しい製品が発売されています。
現在では、WiFi 5GHz接続、BlueTooth接続、ミラーリングなど私の所有するTOPTRO TR80にはない機能が盛り込まれています。
本格的な運用に向けて
仮設置での確認とレビューをしたわけですが、機器を据置きして本格に映画鑑賞等を行うにはは以下の3点が必要になります。
以前使っていた、プロジェクターを天井に取り付ける場合の天吊り金具や天井コンセントがあるのでプロジェクタの設置は若干簡単になりそうです。
プロジェクターの天上取り付け
プロジェクター天井吊り下げ用の金具(天吊り金具)はあるのですが、今回購入したプロジェクターTR80 専用ではないので使えません。色々工夫して取り付けなければなりません。
一番面倒そうです。
2020/9/28追記 方針が変わりました!
既存の天吊り金具を利用するのは断念して、VANKYOの天吊り金具を購入する事にしました。
電源の確保
プロジェクターを天井取り付けにした場合には、天井近くにコンセントを設けてあるので問題ありません。シアタールームをリホーム等で構築する場合は、最初から天井付近にコンセントを設置しておくと良いでしょう。
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HDMIケーブル 15mの選定、入手、配線
以前購入したプロジェクターはRCAタイプのプラグでRGBの信号を3本のケーブルでAVアンプと接続していました。
時代は10年以上経過して信号ケーブルの主流はHDMIケーブルでの信号伝送となりました。プロジェクターにもRCAタイプのジャックはついていません。どうしてもHDMIケーブルが必要です。
私の旧型AVアンプ Marants PS7300はRGBの信号に対応していない為、CATVのHDMI出力端子からプロジェクターの入力端子につなぐ形となります。仮運用時は5mのHDMIケーブルで良かったのですが、本格運用時には、足を引っかけたり、見栄えが悪くならないように約15mのケーブルが必要となりました。
HDMI分配器が必要な場合もある
HDMI出力が2系統以上あるAVアンプなら全く問題ありませんが、私のAVアンプはHDMIに対応していません。
映像は普段はTVの画面で見ていますが、本格的に大画面で見たい時にはプロジェクターで見たい!
映像のソースはCATV、BDレコーダー、DVDプレーヤーであるが、
- CATVのSTBには録画機能があるためBDレコーダーの代用が出来る。
- DVDプレーヤーの代わりはBDレコーダーで代用できる。
- BDデコーダーでほぼ全てが代用できそうだがCATVの方が新しい機器なのでCATVのSTB(セット・トップ・ボックス)をメインに使いたい。
そこで、BD、DVDディスクを使った映画鑑賞はとりあえず考えない事にしました。最近DVDやBDをレンタルする事は全くないのでSTB(CATV)をメインに、シアターを構築する事にしました。
問題となるのはSTBのHDMI出力が1系統しかない事
HDMI出力が1系統しかない場合、通常TVに接続したケーブルをプロジェクターで緩衝するたびにつなぎ替える必要があり、わずらわしい、面倒です。
HDMI分配器を使えば同じ信号がTVとプロジェクター同時に配信されケーブルのつなぎ替え、スイッチの切り替えも必要ありません。

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