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名門オルトフォンのカートリッジの概要・まとめ

RECORD/PLAYER
写真は光カートリッジではありません
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まえがき

レコードのカートリッジにおいて、poor-audioの私にとっては、昔から知っているAudio-technica、Sureが真っ先に思い浮かびます。

ネットではortfon(オルトフォン)のカートリッジを良く見かけます。会社の名前は知っていますが、超高級のイメージがあってあまり真剣に商品について調べる事はありませんでした。

オルトフォンも知らないなんて!

なんて言われそうです。

 

小6くらいの小さいころは、高級品なんて当然買えるわけもなく...
それでも当時の私は、雑誌「初歩のラジオ」をかって、本がボロボロになるまで見ていました。

あこがれですね!

大人になると、雑誌がボロボロになるまで読みつぶすことはほとんどなくなってしまいました。いつしか、高級品、超高級品を興味を持ってじっくり見る事もなくなりました。

あきらめですかね?

 

オーディオの世界では高級、超高級な商品も見ておく方が良いです
大人になってあきらめが多くなってきました。
子供の時のようにあこがれと情熱が必要だなと感じる今日この頃。

 

オルトフォン(ortfon)の沿革

オルトフォン・ジャパンのページで気になった点をいくつかあげてみます。

  • 本社はデンマーク。
  • マイクロフォン、オシロスコープなども開発したことがある。
  • 300種類以上のカートリッジを発表している。

 

1918年 始祖とする「エレクトリカル・フォノフィルム・カンパニー」を創立。

1948年 モノラルMCカートリッジを世界で最初に設計。

1951年
「フォノフィルム・インダストリーA/S」傘下の企業として「Ortofon A/S」を設立。「Ortofon」はギリシア語の “orto“(正統な)と “fon“(音)を合わせた造語。

1957-1959年
後に伝説となるステレオカートリッジ、SPUを開発。SPUの意は「Stereo Pick Up」の頭文字より。1959年に放送局などの業務用途として発売され、デンマーク国営放送やスウェーデン国営放送、ドイツ・グラモフォンなどで使用された。

1979 Concorde30、Concorde20を発表。

 

オルトフォンのホームページには、ためになる事、知らない事がたくさん書かれていました。

Exclusives

約1世紀に渡る伝統と革新的技術が生み出した、オルトフォンのフラッグシップモデル

MC Anna Diamond、MC Anna、MC Xpression、MC Windfeld Ti などが発表されています。

詳細は省略します。

カンチレバーに音の伝達速度としては理想に近いけれど、高価で加工の難しいダイヤモンドボロンを使用しています。

オルトフォン・レプリカント100

レコード盤をカッティングするカッチングマシンの針とほぼ同じ形状の針を使っている。

ほぼ同じ形状なら、音溝との接触面積が大きく、トレース力が高くなり、ほぼ100%同じ音が再現できるはず!という理屈です。

反面、レコードの溝を刻む形状を模しているのならば、レコードの溝が削れてしまうのではないか?レコード自体が傷みやすい?と言う疑問も残ります。

 

MC Q Series

上級ラインの技術をいち早く取り入れた、ハイスペックかつコストパフォーマンスにも優れたMC Qシリーズ。海外でMC Quintetシリーズとして発売しているものと同じようです。

エントリークラスのMC-Q5

発電コイルに銀線を使ったMC-Q10、高純度銅を使ったMC-Q20

海外 ortofon.comのホームページにはMC Quintedシリーズにはネオジウム磁石が使われていると書かれてました。ortofon.jpでは記載なし

カンチレバーにサファイアを使用した「30シリーズ」の7代目となるMC-Q30S。SはサファイヤのSなのか?

出力電圧周波数帯域カンチレバーコイル針先
MC-Q50.5mV20Hz-25,000Hzアルミニウム接合式ダイヤモンド 楕円
MC-Q100.5mV20Hz-25,000Hzアルミニウム銀線無垢ダイヤモンド 楕円
MC-Q200.3mV20Hz-25,000Hzアルミニウム高純度銅無垢ダイヤモンド ファインライン
MC-Q30S0.3mV20Hz-25,000Hzサファイヤ無垢ダイヤモンド シバタ針

 

 

MC Cadenza Series

オルトフォンの伝統“Micro audio engine technology”の集大成、カデンツァシリーズ

周波数帯域は50KHzに及ぶ。

カンチレバー、コイル、マグネット、針先の素材や形状によって価格と性能が変わってきます。

一例として、

MC Cadenza Red アルミカンチレバー、6N純銀線にダイアモンドファインラインを使用したエントリークラス

MC Cadenza Blue カンチレバーにルビー、6N純銀線にダイアモンドラインコンタクトFG70を用いています。

MC Cadenza Black カンチレバーにボロン、6N高純度銅のメッキ線Aucurum(オーキュラム)を用いています。

 

出力電圧周波数帯域カンチレバーコイル磁石針先
MC Cadenza Red0.45mV20Hz-50,000Hzアルミニウム6N純銀線

?

無垢ダイヤモンドファインライン
MC Cadenza Blue0.5mV20Hz-50,000Hzルビー6N純銀線?無垢ダイヤモンド  ラインコンタクトFG70
MC Cadenza Brown0.4mV20Hz-55,000Hzコニカル
アルミニウム
6N高純度銅のメッキ線
Aucurum(オーキュラム)
ネオジウム無垢ダイヤモンド Ortofon Replicant 100
MC Cadenza Black0.33mV20Hz-60,000Hzボロン金と6N高純度銅のメッキ線Aucurum(オーキュラム)?無垢ダイヤモンド Shibata

 

SPU models

1959年の発表以来、世界中のMCカートリッジの基礎となったステレオMC構造。世界中に愛される伝統のSPUサウンド

SPUの意は「Stereo Pick Up」の短縮形。

 

出力電圧周波数特性カンチレバーコイル磁石針先
SPU Ethos0.3mV20Hz-25,000Hz
±2dB
アルミニウム8N高純度銅線無垢楕円
SPU Meister
Silver MK Ⅱ
0.3mV20Hz-20,000Hz
±2dB
アルミニウム6N高純度銀線無垢ダイヤモンド楕円
SPU Royal G MKⅡ0.2mV20Hz-20,000Hz
+1.5/-0dB
アルミニウム銀と金の合金
「Electrum」
アルニコ無垢ダイヤモンド
Ortofon Replicant 100
SPU Royal N0.2mV20Hz-20,000Hz
+1.5/-0dB
アルミニウム銀と金の合金
「Electrum」
無垢ダイヤモンド
Ortofon Replicant 100
SPU Synergy0.5mV20Hz-20,000Hz
±2dB
アルミニウムネオジウム無垢ダイヤモンド楕円
SPU Classic GE MK Ⅱ0.2mV20Hz-20,000Hz
+3/-2dB
アルミニウム無垢ダイヤモンド楕円
SPU Classic G MK Ⅱ0.2mV20Hz-20,000Hz
+3/-3dB
アルミニウム無垢ダイヤモンド丸
SPU♯1S0.18mV20Hz-20,000Hz
±3dB
アルミニウムダイヤモンド丸
SPU♯1E0.18mV20Hz-20,000Hz
±3dB
アルミニウムダイヤモンド楕円
SPU Wood A0.18mV20Hz-25,000Hz
±3dB
アルミニウムOFC丸針

 

2M Series

完成された独自のmoving magnetの磁気回路をシリーズすべてに採用した、史上最高のMMカートリッジ

2MとはMが2つ=MM型の事なのだと思います。

こちらも、カンチレバー、コイル、針先の素材や形状によって価格と性能が変わってきます。

 

 

出力電圧周波数帯域カンチレバーコイル針先
2M Red5.5mV20Hz-22,000Hzアルミニウム接合式 楕円針
2M Blue5.5mV20Hz-29,000Hzアルミニウム無垢ダイアモンド楕円
2M Bronze5.0mV20Hz-20,000Hzアルミニウム純銀メッキ高純度銅線高級無垢ダイアモンド ファインライン
2M Black5.0mV20Hz-31,000Hzアルミニウム純銀メッキ高純度銅線無垢ダイヤモンド シバタ針
2M Black LVB 2505mV周波数特性
20Hz-20,000Hz
+2/-1dB
ボロン純銀メッキ高純度銅線無垢ダイヤモンド シバタ針

コンコルドシリーズ(Concorde)

私が最近気になっているコンコルドシリーズですが、またの機会にまとめようと思います。

 

最後に

オルトフォンのカートリッジは今までに300種類以上発売されたそうです。高級なイメージがありますが、Poor-Pure-Audioの私でも手の届きそうなのはMM型の2M-Redで定価13,000円+税、次にMC型のMC-Q5定価30,000円+税あたりが頑張れば手に届きそうです。

 

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