オーディオルーム内のサブシステムで、レコードを聴いてみました。
普段、オーディオルームではメインのシステムでレコードを聴いているのですが、あえてサブシステムでレコードを聴いてみました。するとー、「ブーン」というハム音がえらく目立つようになりました。
ハム音の原因は電源由来
「ハム音の原因は電源由来である」点は、私の知識の中にはインプットされているのですが、実際問題、どこが原因なのか、どう対策すればいいいのかはあまり深く考えたことがありません。
ブログを書いている建前上、原因と対応を考えてみる事にします。
ハム音は電源由来の為、音の周波数は東日本なら50Hzまたはその整数倍,西日本なら60Hzまたはその整数倍となります。「ブーン」と言う低い音です。
サブシステムの信号の流れとしては以下のようになります。
①カートリッジ ➡ ➁プレイヤー ➡ ③EQアンプ ➡ 真空管LINEアンプ ➡
④プリメインアンプ(プリ部) ➡ ⑤デジタルアンプ ➡ ⑥スピーカー
この経路中のどこかで、電源ノイズを拾っているものと思われます。
メインのシステムとの構成の違いは⑤デジタルアンプ 、 ⑥スピーカーの2カ所です。この2カ所を攻めて行けば原因と対策ができそうな気もします。しかし、⑤デジタルアンプ と ⑥スピーカーの配線を外したり、つなぎ変える事自体が面倒なのです。
簡単にできるCHECKをしてみる
SWをON/OFFしたり、電源コード、RCAピンプラグを抜いたり差したりで確認できる程度のCHECKをしてみる事にします。
➁プレーヤー 電源OFF ➡ ハムノイズがでる
④真空管LINEアンプ入力 OPEN ➡ ハムノイズが無くなる
③EQアンプの電源を外すと ➡ ハムノイズが無くなる
フォノイコライザを通すとハムノイズがでている!
この状況だとフォノイコライザに関係する何かが怪しそうです。
フォノEQアンプのACアダプターの可能性
フォノEQアンプの電源はACアダプターの出力12V DC150mAより供給しています。
ACアダプターの出力側ケーブルはよく見かける2線式の平行ワイヤ―で細ーいものです。
手持ちのACアダプターと交換できないか
説明:BAFFALOWの外付けHDDのACアダプタは確か12Vだったかと思い、故障したHDDで不要となったACアダプタを確認してみると出力12V DC2Aです。これ使えるかなと思って、プラグの形状を確認してみると無理そうなので、対応策としては断念。
ACアダプタの向きをかえてみたらどうか
解説:コンセントには極性があり、ACアダプタにも当てはまるのかどうかはわかないけれど、簡単に試せるのでとりあえず、向きを変えてみましたがハムノイズ改善しません。
別系統のコンセントにACアダプタをつないでたらどうか
解説:レコードプレーヤーのカートリッジ(ピックアップ)からの信号レベルは数mV~です。
AUXやCDプレーヤーなどの数100mV~の信号に比べ、レベルが小さいので、どうしても色々なノイズの影響を受けやすくなります。
現状は12口のテーブルタップにデジタル系オーディオ機器とアナログ系オーディオ機器、オマケにPCもつながっています。オーディオの電源配線的には良くない事は分かってはいるのですが、コスト面、配置的な制限等によってどうしても、こうなってしまいました。
同じ部屋内の別の場所の壁コンセント(直線で3mくらい離れてます)から延長ケーブルを介してフォノEQアンプのACアダプタをつないでみましたが、結果は改善が見られませんでした。
電源をバッテリー駆動にしてみたら
解説・考察:ACアダプターは元は交流電源より直流を出力しているのですが、どうしても交流分が残ります。除去できなかった交流分はリップル電圧として直流の電圧に重畳されます。
結局いろいろ試してみたが
いまのところ、これと言った決定打がないのが現状です。
続きは下記
MMカートリッジに比べて約1/10のより小さい信号を扱うMCカートリッジ対応フォノイコライザーならハムノイズの低減が期待できそうです。
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