ブログがネタ切れに気味なってきたので、ネタ探しに私専用の物置部屋(私の昔使っていた勉強部屋)にネタを探しに行きました。
こんなものを発見
レコードプレーヤー用の水準器です。SUPEXというブランドの商品です。このブランド、今も同名の会社はありますが、オーディオ関係の会社ではなさそうです。当時で2,000円の商品です。
レコードプレーヤーは、水平な場所に置いて使用する事が必要です。水平がとれていないと、左右の音のバランスが変わってしまったり、針飛びがしやすくなるのは何となく予想できます。角度10度くらいの傾きででどのくらいの影響が出るかはわかりませんが、水平は意外と大事です。
水平と言えば、田植えをする際に圃場(ほじょう)をトラクターで水平にする作業があるのですが、これがなかなか思い道理に行きません。土が水面の上に出てしまっているところや、常に他よりも低くて、水はけが悪かったりと、問題が多く。完璧な圃場はなかなか作る事ができません。
正面
裏面
側面
水準器の裏面に穴が開いている
数十年前に使っていたアクセサリーですが、穴が開いているのを認識したのは、今回が初めてです。
穴が開いているという事は、……….
そうです。
センタースピンドルにはめ込んで水平をとることができるんです!
今までは、レコードプレーヤ上の適当な場所に置いて使っていました。どうやら、間違った使い方をしていたようです。間違ったまではいかなくとも、センタースピンドルに取り付けて使った方が、より良いように思います。
少しうれしくなって、水準器をセンタースピンドルにはめ込んでみると、
ガタがある。隙間がある。斜めになってる。
センタースピンドルが高すぎて(水準器の穴の深さが少なすぎて)レコード盤と水準器が密着できていません。
仕方がないのでドーナツ盤、45回転EP用のアダプターをのせ、その上に水準器をのせて使ってみました。
プレイヤー水平の重要ポイント
説明書きの中の「プレイヤー水平の重要ポイント」として以下のように書かれています。
●ラテラルバランスもプレーヤーが水平でなければ完全調整はできません。
●インサイドフォースキャンセラーもプレーヤーが完全に水平でないと調整をしても不安定になり、レコードを損傷させる原因にもなります。
●プレーヤーの水平がとれていない場合、針先の方べりを起こし、レコードを損傷させます。
ラテラルバランスとインサイドフォースキャンセラー
今、私の所有するレコードプレーヤー aiwa PX-E800は初心者、入門向けの商品でなので、ラテラルバランス」、インサイドフォースキャンセラーなどは調整する術のない機種です。針圧の調整機能も付いていません。
「ラテラルバランス」とか「インサイドフォースキャンセラー」とかいう専門用語がかかれてます。昔、聞いたことはありますが説明せよと言われても自信がありません。
調べた結果をざっくりいうと、ラテラルバランスはトーンアームの左右方向の傾き調整、インサイドフォースキャンセラーはレコード盤の溝の内側に針が押し付ける力を打ち消す機能のことで、どちらも必要のない力が針先やレコードの溝にかかって、レコード盤、針先を痛めたり、音に影響が出ないように工夫された調整や機能のことです。
そもそもが、ラテラルバランスもインサイドフォースキャンセラーもレコードプレイヤーの水平がきちっととれてないと調整しても意味がありません。
そこで、レコードプレイヤー用水準器の出番という事です。
最近の水準器は高機能です。
水準器としてだけでなく、スタビライザーとしても使えて、ストロボスコープのようにレコード盤の回転数の安定性確認もできるようです。1台3役の高機能です。
高級ディスクスタビライザー
水準器の話から少しそれますが、真鍮製で重さ1Kgのスタビライザーもあります。トルクの小さいターンテーブルだと回転が止まってしまわないのか?心配になります。ちなみにお値段の方も心配です。お取り寄せ/受注生産です。
【製品の仕様】
●直径:78mm、高さ:51mm、重さ:1,080g
●素材:真鍮、シリコン、ランタノイド
●付属:DS-1 3D Quantum Pad 1枚
Sixth Element(シックススエレメント)社のKGT DISC STABILIZERはランタノイドを添加しているそうです。
ランタノイドって
※上記周期表は最新のものではありません。
私の確認した限りでは原子番号173 Ust(ウンセプトトリウム)らしいです。
ランタノイドは元素番号57(ランタン)~71(ルテチウム)の物質で「ランタン+もどき」の造語らしいです。周期表ではGroup=3、period=6のピンク色部分です。1マスに書ききれないので、下の段に別枠 Lanthnidesを設けて記載されてます。
周期表、中学か高校の化学で習ったなー
ランタノイドの、特徴、物性をウィキペディアで調べてみましたが、ランタノイド収縮とか読んでも私にはちんぷんかんぷん?結局ランタノイドを添加した場合の予想される特徴はわかりませんでした。
商品説明によると、ランタノイドの添加によって「3段階のランタノイド効果が中高域のナチュラル感とハイクォリティーなエネルギーバランスを実現!」すると書かれています。
ランタノイドの原子番号、元素記号、元素名は以下のとおり。
原子番号 | 元素記号 | 元素名 |
57 | La | ランタン |
58 | Ce | セリウム |
59 | Pr | プラセジウム |
60 | Nd | ネオジウム |
61 | Pm | プロメチウム |
62 | Sm | サマリウム |
63 | Eu | ユーロビウム |
64 | Gd | ガドリニウム |
65 | Tb | テルビウム |
66 | Dy | ジスプロシウム |
67 | Ho | ホルミウム |
68 | Er | エルビウム |
69 | Tm | ツリウム |
70 | Yb | イッテビウム |
71 | Lu | ルテチウム |
この中で知っている元素と言えば、ネオジウム、Ndですね。スピーカーにも使われています。100均でも売ってますが、ネオジウム磁石は強力な磁石です。原理的には鋭い、強力な、歯切れのよい低音が出そうです。
シックスエレメント KGT DISC STABILIZERのベースは真鍮なので錆びないのか?
仏壇の真鍮製仏具のように金属磨きで磨いてやらないとダメなのか?
参考記事: 仏事 報恩講の準備 仏具磨きは重労働だ
ランタノイドを添加する事によって錆びなくなるのか?
なんて思ったりもします。
謎?の多いディスクスタビライザーです。
偏心検出スタビライザー
レコード盤とターンテーブルのスピンドル軸とのズレ、すなはち偏心を検出するスタビライザーもDS-Auioから出ています。超高級です。
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