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TVのリモコンが反応しない ー LG TVリモコンの分解清掃

Accessories

42インチのTVが壊れ、LG 32インチが主力となったオーディオルームのLG製TV。

その32インチのLG製TVもここ1年くらいリモコンの調子がおかしい。

電源プラグを抜き差ししたりして、治ることもあったのですが、最近ではリモコンでの電源が全く入りません。

小手先だけでは、どうしようもなくなってきました。

最終手段としては、リモコンの買い替えかTV側の修理・買い替えになってしまうのでしょうが!

Poor-Audioを冠する当ブログです。

ダメもとで、重い腰を上げる事にしました。

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リモコンの分解清掃

今、家にあるもので何とか現状復帰したい!
なるべくお金をかけずに修理・メンテナンスしたい!

となると、分解・清掃がまず思いつきます。

ただ、リモコンの分解の際には、部品を壊してしまったり、部品がかけてしまったりする可能性、リスクもあります。特に私はそれほど起用でもないので!

 

この記事を参考にされる方へ

リモコンの分解清掃は自己責任で行ってください。
部品が破損したり、欠けてしまったりしても当方は責任を持ちかねます。

今回はダメもとで、分解・清掃してみる事にしました。

結果的には、正解でした。劇的にリモコンの反応が良くなりました。

用意、使用したもの

  1. 裏蓋あけ(腕時計用工具)
  2. ピック(携帯バッテリー交換キット)
  3. プラスチック・オープナー(携帯バッテリー交換キット)
  4. エアーダスター
  5. 電気・電子パーツクリーナー
  6. メラミンスポンジ
  7. 綿ぼう

1,2,3はリモコン本体を開口するための道具です。正しい呼称は自身がありません。

リモコン分解目的の工具類は単品でも購入可能です。ただ、セットでそろえた方がお得ですし、リモコン以外の今後のトラブルにも対応できるかもしれません。常備工具のおすすめ

腕時計用裏蓋あけ、ヘラ

一番最初にリモコンの蓋をこじ開けるには、かなり力が必要と思われます。先端がしっかりした金属製のこじ開け工具を使いました。

 

 

ピック

 

ギターの弦をはじく器具と同様3角形のおむすび型。🍙

リモコンの隙間ををこじ開けた際に、隙間が閉じて戻ろうとします。隙間が閉じないように数カ所にピックを隙間に挟みます。

 

プラスチック・オープナー

スマホ分解用のヘラの事です。何と呼ぶのかわかりませんが、プラスチックオープナーと呼ぶことにします。

昨今のスマホやノートPC、リモコンは外観上はネジが無いものが多くあります。プラスチックの本体とカバーは、プラスチックの爪(ツメ)を噛ませる形で密着、合体しているものが多くあります。

 

ツメのロックを外すには薄くて硬く、適度に柔軟性のあるものが必要です。携帯のフィルム貼りに付属してくる空気抜きのスクレバー風の物で代用できることもありますが、専用の工具を使った方が、使いやすく、便利で安心です。ただ、リモコン専用の開口工具は見あたらないので、携帯用工具で代用する事にしました。

スマホ分解工具、オープナーの先端はクの字にフックがかかって、少し曲がっており、リモコンの隙間に挟み固定するのみ便利です。フックがないと、一時的に隙間に挟みこむことはできても、数秒で外れてしまいます。

プラスチック製なので、リモコンのプラスチック部を痛めにくい点もGOODです。

エアーダスター

何は無くともエアーダスター。分解清掃の際の必需品です。私は常時何本かストックしています。

リモコンを分解すると細かい埃や塵がたくさんあります。

洗浄の前にエアーダスターを使ってホコリはチリを吹き飛ばします。

 

 

 

 

 

電気・電子パーツクリーナー

基板のスイッチ部分の洗浄用に使用しました。

電気部品の洗浄なので水分は大敵です。

ここはやはり、専用パーツクリーナーを使うのが正解でしょう。

KUREの電気・電子パーツクリーナーが元々あったので使用する事にしました。

 

 

 

作業と状態確認

電池を抜く

リモコンの開口

リモコン手前の近い方の隙間に腕時計用裏蓋開け(ヘラ)を差し込み、上下にこじり隙間を空けます。


時計用の裏蓋開け(ヘラ)でこじりながら、
ピックをはさんでゆく

携帯用のプラスチック・オープナーも活用

手を離すとすぐに元に戻って隙間がふさがってしまうので、携帯用プラスチック・オープナーやピックを差し込み隙間を確保してゆきます。

こじ開ける場所や、携帯用プラスチック・オープナーやピックを差し込む場所によっては、リモコン本体とカバーをロックする爪部分を破損してしまう事がある(かなりの確率で)ので注意してください。

私の場合爪部分が3カ所壊れてしまいました。😞

不器用なのは私だけではないと思います。だから、リモコンの分解はあまりお勧めできないのです。

リモコンの分解は自己責任でお願いします。
「失敗したら新規でリモコン購入!」のつもりで!

 

何カ所かプラスチック・オープナーやピックを差し込んでゆくとリモコンカバーが外れます。

ゴムシートに付着した塵や埃をエアーダスターで吹き飛ばす

ゴムシートの表面には、ほこりや手あからしきもの、ごみなどで一杯です。とりあえずエアーダスターを使って主だったものを吹き飛ばします。

ゴムシートを水あらい、乾燥

ゴムシートの表面(オモテ面)手あかみたいなものが付着しています。手あかは、綿棒やメラミンスポンジでゴシゴシ水洗いしました。

ゴムシートの裏面にはヤニみたいな油脂状の粒が付着しています。

ゴムシート裏面

音量ボタンに油脂状のものが付着している

 

次に述べるカーボンスイッチ部に影響がありそうなので、水洗いしてしまいましょう!

後で思った事ですが、

管理人

管理人

油脂状のものならば、洗剤で洗った後、水で洗い流せばもっと良かったかな!

水分が付着していると、回路がショートしたりすることもあるので、洗浄後は、ゴムシートを良く乾かしてから、各部品をを組付けていきましょう。

 

基板上のカーボンスイッチ部の汚れの確認/クリーニング

リモコン基板の多くはカーボンスイッチが形成されています。

リモコンのボタンを押すと、導電性のゴムが丸くて、クシ状の部分に接触して電気が流れる仕組みです。茶色ベースの基板には配線パターン、絶縁、保護目的のレジストインク黒いカーボンジャンパーカーボンスイッチが印刷配線されています。

カーボンスイッチ部分を確認してみると

ねっちょりとした、油脂状のものが何カ所か確認できます。NHK=1のボタンと電源ボタンなどです。

特に音量+音量ーのカーボンスイッチ部の汚れがひどい!
音量+音量ーのゴムシート分も汚れがひどい!

油脂状のものが原因で接触がわるくなったり、接触抵抗が増減して、動作不良となっていたと考えられます。

カーボンSW部に油脂状のものがある

ゴムシートのボタン部にも油脂状のもの

 

管理人
管理人

ムチャクチャあやしい!

 

カーボンスイッチ部のクリーニング

電気・電子パーツ専用のクリーナーをスイッチ周辺に吹きかけます。

注意点としては、カーボンスイッチは印刷されているだけなので薄くてもろいものです。
綿棒で軽くこすっただけで黒いものが付着します。

カーボンスイッチのクリーニングはこすりすぎないよう、慎重に!

基板にゴムシートをのせる

リモコン上部カバーをセットし本体と合体する

バッテリーをセットする

動作確認

1回目の動作確認では、うまく動作しませんでした。

TV側のLED表示がチカチカ点滅を繰り返し続けています。リモコンボタンを見てみるとボタンの一部が斜めになって上部カバーの下に沈み込んでいました。←これが、LEDチカチカ、動作不良の原因でした。ボタン(スイッチ)を押しっぱなしに状態になりTV側のLEDがチカチカしていたようです。

 

ゴムシートのボタン部とリモコンの上部カバーの穴がキチッとはまっているか確認しましょう!

 

ゴムシートの裏面、カーボンスイッチ部にヤニ、油脂状の粒が付着した訳は?

私はカップラーメンのふたのおもり、重しとして、リモコンを使う事があります。テーブルに常時置いてあり、手軽なためです。

カップラーメンの湯気、蒸気の中には、油分も含まれています。

管理人
管理人

油分を含んだ湯気が、リモコンの隙間、電池交換の蓋などから入り込んで付着したのだろうか?

詳細記事:カップラーメンとリモコン不良の関係

 

常備工具のおすすめ

ピックプラスチック・オープナーの入ったスマホ修理ツールは、今回のリモコン修理のように色んな場面で使えそうです。

ピックや、オープナーはプラスチック製なので先端が変形、破損しがちです。隙間を確保・固定する目的でピックや、ピックやオープナーを多めに準備しておくと、作業がはかどります。

金属製のヘラ(裏蓋オープナー)は本来なら腕時計用ですが、腕時計の電池交換はもとより、色々な所で使用できる場合もあるため、工具一式そろえておいてもいいでしょう。

 

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