• 当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

気になる、SOULNOTEのアンプ

AMP
写真はSOULNOTEとは関係ありません

X(旧ツイッター)を見ていると、SOULNOTEブランドのオーディオ製品を見かける事があります。

あまり馴染みがなかったのですが、SOULNOTEを所有する方は私のようなPooorAudioから見るとSPEC的にも金額的にも高級機を所有されているようです。

調べてみました。

 

スポンサーリンク

SOULNOTEは国内のオーディオメーカー

SOULNOTEは、株式会社CSRの音響機器ブランドで、日本のメーカーです。同ブランドは2006年に、かつてNECで銘機として有名なA-10を開発するなど、オーディオ業界でも有名な代表者兼エンジニアの鈴木 哲氏がCSRの下で同ブランドを立ち上げました。

2016年に鈴木氏が同社を離れ(Fundamentalブランドを立ち上げ)、新たに”新生SOULNOTE“が誕生した。

現在、設計は加藤秀樹氏が担当、CSRは大手のメーカーですが、設計は加藤氏1人だけなので、いい意味で「好き勝手にこだわりを持って設計させてもらっている」とYoutebeのOTAI AUDIOで話していました。

2023年6月30日 株式会社CSRの成長戦略の一環として、ハイエンドオーディオ製品に特化した企業として株式会社 SOULNOTEを設立。

 

知りませんでした。個人的なイメージではイタリアのメーカーかと思っていました。

名前から想像すると、

  • 魂の気づき
  • ソウルの音
  • 魂の音

をイメージしているのかな?

 

SOULNOTEのアンプの特徴

無帰還

周波数特性が良い

SOULNOTEではプリメインアンプ、パワーアンプの周波数特性は上が200KHz程度、プリアンプのP-1に至っては上が 1MHzもあります。

周波数が1MHzなんて音声帯域を軽く飛び越え電波の領域です。

そこまでやる必要があるのか?と思うくらいです。

帯域が広いのは良い事に思えます。ただ超高音域が再生できる能力を持つアンプなので、DACのフィルターで取り切れなかった高周波ノイズなども増幅されてスピーカーに出力されて、大音量時にスピーカーを壊してしまわないのか気になります。素人考えですが。

スピーカーの破損について調べていたら、スピーカーは発熱するようです。

スピーカーユニットは発熱します。

スピーカーは電気で動いていますが、投入されるエネルギーのうち、音に変わるのは1%以下で、ほとんどは熱に変わっています。
つまり、

スピーカーユニットはほぼ電気コンロだということを覚えておいてください。運動している部分で摩擦によって熱が発生します。

引用:純セレブスピーカーの研究室 より

 

歪が1桁から2桁多い

歪に関しては無帰還アンプは負帰還のアンプに比べ一般に歪みが多いと言われます。

SOULNOTEの全高調波歪率は条件がまちまちですが参考までに調べてみました。

  • A-0 スピーカー:0.2%(10Hz~100kHz 3.3W 8Ω)
  • A-1  0.08% (40W 8Ω)
  • A-2  0.03% (50W 8Ω)
  • A-3  0.27% ( 1W 8Ω)
  • M-3 0.1% (1W)

SOULENOTEでは高級機の方が低歪かと思いきや期待を裏切られる結果に!

 

こちらも歪の測定条件がまちまちですが、私の所有するアンプ及び最新の10万円代アンプと比較してみました。

プリメインアンプ ONKYO A817EX CD→sp out:0.004%(定格出力時、8Ω)、(20Hz~20kHz)

デジタルアンプ  Topping TP22 2 x 15W (8Ω @ 0.018% THD)

AVアンプ      Marantz PS7300 記載なし

プリメインアンプ   DENON PMA-1700NE 70 W + 70 W (8Ω、20 Hz ~ 20 kHz、THD 0.07 %)

無帰還アンプのSOULENOTEは負帰還アンプに比べて1桁~2桁程度歪が多い

 

たった5つの例しかありませんが、歪のSPECだけ見れば私の所有するONKYO A817EXが一番です。測定条件も詳細に記載されていて信頼性があります。

入力された信号を忠実に(低歪)広帯域(周波数特性)で増幅する理想に近いアンプは1988年発売のアンプという事にSPEC上は結論づいてしまいます。

ただ、オーディオの世界ではSPEC、性能が全てではありません。

SOULNOTEのアンプは音場感、空間表現が上手とか、美しい音とか言われるようです。

他のアンプとは全く別物と言われているようです。

 

無接点ワイヤリング

バランス入力からスピーカー出力まではコネクタを排し、無接点化しました。

信頼性やダイレクト感、透明感のある音が想像されます。


リレー切替え方式バランスアッテネーター (A-1)

従来の回転型摺動子付きボリュームや電子ボリュームとは異なるリレーを使ったボリュームらしい。リレーは写真で見る限り22個以上使っているように見えます。

リレーは経年変化によって劣化したり、故障の頻度も多くなるように思えるのは私だけでしょうか。

回転型摺動子付きボリュームが一般的。高級機ではロータリーSWと固定抵抗を複数付けたものなどありますが、電子ボリューム以外はいずれも接点が存在します。

リレー切替え方式バランスアッテネーターもリレーを使っている以上接点不良の発生があると思うのですが?リレーをたくさん使えば使うほど故障率も上がってくるように思います。

 

セットの温度が高め

セットの温度について
SOULNOTE製品は音質と安全性を最重視して回路電流を決めています。一般的にトランジスタの温度が高いほど性能が上がり、音質も良くなる傾向にあります。
従って、SOULNOTE製品は全て問題のない範囲で高めのトランジスタの温度設定となっております。 そのため一般的な製品と比較して、セット温度は高めですが異常ではありません。

引用: SOULNOTE ホームページより

 

あえて防振しない

機器の部品や、シャーシの振動は音質に悪影響を及ぼす点は一般的に知られていますが、SOULNOTEのアンプはあえて防振していません。

 

以上のように

歪が多め、防振してない、発熱が多いなど、マイナスのイメージが強いSOULENOTEのアンプですが、そこはSPECだけでは語れない何かがあるのでしょう。

まさにSOUL(魂)の音、気づき

 

Aシリーズ

A-0

スピーカー出力10Wx2(8Ω)と比較的小出力ながら、周波数特性5Hz~350kHz(+0/-1dB)スピーカー(8Ω 1W)と他には類を見ない特性。

■完全無帰還ディスクリート回路

■バランス入力を2系統装備

■無接点ワイヤリング

 

SOULNOTE A-0の主な仕様

出力 スピーカー:10W×2(8Ω),ヘッドホン:3.0W×2(32Ω),プリアウト:2.0V(10kΩ)
全高調波歪率 スピーカー:0.2%(10Hz~100kHz 3.3W 8Ω),ヘッドホン:0.03(10Hz~100kHz 200mW 32Ω),プリアウト:0.005%(10Hz~100kHz 2V 10kΩ)
周波数特性 スピーカー(8Ω 1W):5Hz~350kHz(+0/-1dB),ヘッドホン(32Ω 200mW):5Hz~400kHz(+0/-1dB),プリアウト(10k Ω2V):5Hz~400kHz(+0/-1dB)
入力感度/インピーダンス LINE1,2:0.775V/10kΩ(H), 4.0V/50kΩ(L),LINE3,4:0.775V/5kΩ(H), 4.0V/25kΩ(L)
トータルゲイン H:22dB,L:8dB
S/N比 115dB(IHF Aネットワーク)
電源電圧 AC100V 50/60Hz
消費電力 31W(J60065),20W(アイドリング時)
最大外形寸法 本体:430(W)×102(H)×418(D)mm
質量 8.0kg

 

 

A-1

現在のSOULNOTE完全バランス無帰還テクノロジーの集大成として、全ての技術を惜しみなく投入。
新方式のBTL/バイアンプなど各種モノラルモードやパワーアンプモードも搭載したインテグレーテッドアンプです。

■完全無帰還ディスクリート回路

■バランス入力を2系統装備

■無接点ワイヤリング

■リレー切替え方式バランスアッテネーター

■共振コントロールシンメトリー筐体

 

SOULNOTE A-1の主な仕様

出力 80W×2(8Ω) 、120W×2(4Ω)
全高調波歪率 0.08% (40W 8Ω)
周波数特性 スピーカー(8Ω 1W):3Hz~300kHz(±1.0dB)
入力感度/インピーダンス LINE1(バランス):700mV/16kΩ , LINE2,3,4 :700mV/8kΩ
S/N比 110dB(IHF Aネットワーク)
電源電圧 AC100V 50/60Hz
消費電力 190W(J60065), 70W(アイドリング時)
最大外形寸法 430(W)×102(H)×418(D) mm
重量(1台) 10.0kg
付属品 リモコン、スパイク、電源ケーブル

 

 

A-3

P-3とM-3を1筐体に妥協なく凝縮したインテグレーテッドアンプ

■左右チャンネルGND完全分離

■抵抗切り替え式ボリューム

■超強力電源トランス(メイン2個、コントロール系1個)

■無固定構造

 

SOULNOTE A-3 の主な仕様
入力 BAL.3系統 / UNBAL.3系統
出力 スピーカー1系統
REC OUT BAL.1系統 / UNBAL.1系統
VOL. バイパス BAL.1系統 / UNBAL.1系統
最大出力 120W×2(4Ω)
全高調波歪率 0.27%(8Ω 1W)
周波数特性 2Hz ~ 200kHz(±3dB 8Ω 1W)
入力感度 480mV
最大ゲイン 33dB
S/N比 110dB
電源電圧 AC100V 50/60Hz
消費電力 180W/86W(無信号時)
最大外形寸法 本体: 454(W)×184(H)×407(D)mm(スパイク含む)
質量 約31kg
付属品 リモコン、スパイク、スパイク受けボード、スペーサー、電源ケーブル
メーカー保証 1年

 

 

M-3

■バスバー兼用銅板ヒートシンク

■電圧増幅段に無帰還差動回路(新型Type-R回路)を採用

■超シンプル構成

■超低銅損1600VA未含侵トロイダル電源トランス

■ハイスピード無帰還電源

 

SOULNOTE M-3 の主な仕様
最大出力 160W (4Ω)
全高調波歪率 0.1% (1W)
周波数特性 2Hz ~ 200kHz (±1dB)
入力感度/インピーダンス 2V/25kΩ
ゲイン 22dB
電源電圧 AC100V 50/60Hz
消費電力 110W/36W(無信号時)
最大外形寸法 本体: 340(W)×251(H)

×512(D)mm

質量 約31kg
付属品 専用ラック、

電源ケーブル、

専用スピーカーケーブル、

セッティングプレート

 

管理人
ぴーぴー

PoorAudioの私が高級オーディオアンプについて調べてみました。

私にはSOULENOTE A-0、A-1あたりが手に届くかどうかの世界です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました