VM型カートリッジの仕組みがわかった、1970年代のレコード針とカートリッジを観察

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MMカートリッジ AT10d
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はじめに

当初、この記事に出てくるAT10dはMMカートリッジとして書いていましたが、1975年に発売されたVM型カートリッジであることがわかりました。

VM型は磁石が動く=Moving Magnet=MM型の一種ともいえますが、あえてVM型として表記します。

取り急ぎMM型の表記をVM型に変更して更新しました。 2021.11.2

 

1970年代 VM型カートリッジAT10dの観察

最近レコードカートリッジに興味を少し持ち始めました。

そういえば、1970年代のオーディオテクニカのカートリッジがあったので観察してみる事にしました。

オーディテクニカ製のVM型カートリッジAT10dです。MC型と違って、VM型カートリッジはレコード針が交換できるものが多いので中がどんなふうになっているのか見てみる事にしました。

カートリッジ本体を持って針先のプラスチック部分を引っこ抜いてみると針とプラスチックが外れます。ここまでは昔から知っています。

両脇に垂直線に対し45°づつ傾いて2つの金属(実は磁石)見えます。これがVM型のMagnet(磁石)部分です。

Vの字にMagnetが配置されているのでVM型と言うのでしょうか。オーディオテクニカではデュアルマグネット型と呼んでいます。磁石が2個あるからです。デュアルムービングマグネット型と呼ぶこともあります。

非常にシンプルな構造でVM型を説明する上でも好都合です。

対して相棒のカートリッジ側には片CHあたり2カ所の金属が見えてギャップを作っています。ちょうどこのギャップの中をカンチレバーに直結している磁石が行ったり来たるする構造になっています。

 

余談ですが、このシンプルな構造はDSオーディオの光カートリッジと比較すると、永久磁石=遮蔽版コア+ギャップ+コイル=光センサーみたいな関係です。光カートリッジでは遮蔽版の手前にLED光源が追加され、遮蔽版の後ろの光センサーでレコードの溝の変化を電気信号として取り出しています。

 

下の写真:「AT10d 本体側」の2カ所光っている部分が1CH分のコア材です。この間のギャップの中をカンチレバーに直結した永久磁石(写真:「AT10d 針側」でカタツムリの角のように出ているもの)がピッタリとはまります。

こんなんで音が出るんだ!と拍子抜けするような構造です

AT10d 針側

AT10d 本体側

 

 

VM型カートリッジAT10dの構造(予想)と発電の仕組み

 

レコードに溝の振幅によってカンチレバーに直結した磁石が振動します。ギャップ内で磁石が振動すると磁束が変化し、変化量に応じてカートリッジ内のコイルに電流が流れ電圧出力が発生する仕組みのようです。

尚、図はVMカートリッジの仕組みがわかる内部構造と説明図です。一部想像して書いているところもあります。突っ込みどころ満載かもしれませんがご容赦を!

今のVMカートリッジは色々改良されて、こんなにシンプルな構造ではないと思います。

カンチレバーは磁気を帯びてしまうと、所定した電圧を出力できません。よく使われる素材としてはアルミニウムが使われます。

コアも永久に磁気を帯びてしまうと、所定の電圧が出力できません。素材はわかりません。

 

ネットでも、VM型カートリッジの、模式図や構造は検索できるのですが、複雑な物や、シンプルすぎるものが多く理解しづらいものが多くありました。

今回の1970年代VM型カートリッジは、構造がシンプルなため、理屈も理解しやすかったです。以前よりもVMカートリッジの知識が身に付いたかと思います。

 

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